島の環境を守るために私たちにできること
しまエコショップ登録店舗：亀田商店

しまエコショップに登録されている亀田商店の取り組みを紹介します。

亀田商店は、島根県隠岐郡海士町にある老舗商店で、自家製豆腐の製造・販売も手掛けています。島には「コンビニ」はありませんが、地域住民にとっての「コンビニ」として、環境に配慮した取り組みを続けながら長年愛され続けている商店です。

率先したリデュースの実践

2020年7月にレジ袋が有料化され、当店でも積極的にレジ袋の使用削減とマイバッグの持参を呼びかけてきました。その効果もあり、今ではほとんどのお客様がマイバッグを持って買い物に来られます。また、食品ロスを減らす取り組みとして、町内の買い物の動向や人の動きに併せて仕入れの量をこまめに調節。賞味期限の近いものは値引きして陳列しています。消費期限が過ぎて売れなくなってしまったものは、安全に細心の注意をして、自宅での食事に利用しています。店と家族が一体となって、食品ロスを減らせるように取り組んでいます。

リユース・リサイクル、できることをお客様と共に

豆腐屋としてどうしても出てしまう「おから」ですが、このおからをお客様に無料配布しています。また、詰め替え用の容器の利用を促進するために、シャンプーや洗剤などはなるべく使い捨ての物ではなく、詰め替え用の物を販売するようにしています。店内で扱うトイレットペーパー、封筒、タオルペーパーなどの日用品は、全て再生紙を使った商品を販売。仕入れの際、再生紙を使っていない物は仕入れしないように徹底しています。さらに空き缶の回収ボックス（写真の上段下段のボックス）も設けて、リサイクルに役立てられるよう、缶やペットボトル、瓶は丁寧に分別できるように工夫。お客様にもご協力いただきながら、リユース、リサイクルについて、少しでも「できること」を奨めていきたいと思います。

島の環境を守るためにチャレンジ

店内の照明器具は、通常1区画につき2個つけるところを半分の1つで対応しています。日当たりの良い店内は、照明器具を半分にしても十分な明るさです。こうした省電力化にも積極的に取り組んでいます。

海士町は古来より半農半漁と呼ばれる生活を営んでおり、農業が盛んに行われています。離島でありながら、火山でできた大地と豊富な湧水により盛んな稲作。島内で収穫されたお米や野菜を不定期ながら店頭で販売しています。本土からも仕入れてはいるものの、なるべく町内産の野菜を積極的に置いていきたい。なぜかというと、島で農業が盛んに行われることは島の環境にとても重要だからです。島の土地が有効に使われることで島の豊かな自然は維持され、生態系は守られます。それによって治水の効果も高まり、災害防止にも役立ちます。環境負荷を少しでも軽減できるよう、できる取り組みを、これからも続けていきます。