取り組み紹介:生活協同組合しまね
生活協同組合しまね
「共に生き 共に創る豊かなくらし」を目指して、
組合員と一緒に環境活動に取り組んでいます。
しまエコショップ登録店舗:生活協同組合しまね
しまエコショップに登録されている生活協同組合しまねの取り組みを紹介します。
生活協同組合しまねは、加入された組合員が、産直品や生鮮食品、日用雑貨などの宅配サービス、子育てサポートサービス、また、日々のお困りごとに対応したサービスなどを利用できる組織です。「共に生き 共に創る豊かなくらし」の実現を目指して早くからSDGsに取り組み、食の安心安全、持続可能な生産と消費、コロナ禍でも人とのつながりなどを大切にする活動をされています。
組織としてだけでなく、組合員と一緒になって「4R」エコライフ活動をするなど、環境活動に取り組んでおられます。
「未来の地球のために」省エネ、CO2削減の取り組み
生活協同組合しまねは地球温暖化防止に向けて、全国の生協と「地域温暖化防止自主行動計画」を策定し、電気と車両燃料の使用状況を把握しながらCO2排出量の削減に取り組んでいます。
宅配サービスの配達に使用されるトラックは、配送マップシステムを使用し、配送コースを見直すことで走行距離を減らし、配送効率改善とエコドライブによる車両燃料の削減に取り組んでいます。また、2019年度から、LPG車両以外を廃止しました。
宅配サービスでは、毎週発行するチラシや、商品を分けている袋、牛乳パック、たまごパックを組合員から回収し、「(株)ハートコープおのみちエコセンター」でリサイクルを行っています。
その他、出雲市長浜町にある商品センターでは、2013年4月に太陽電池パネルを設置し、発電にも努めています。
組合員と共に「4R」エコライフにチャレンジ!
宅配サービスを利用する組合員も「4Rエコライフ」にチャレンジしています。商品カタログ、商品が入った袋、使用済みのたまごのパック、牛乳パックを家のゴミにせず、配送時に回収。広島県尾道市にある「コープCSネットエコセンター」で処理し、再資源化されます。
毎週届く商品カタログは、かなり厚みがありますが、回収することで新聞紙や一部カタログに再利用。商品の入った袋は、ゴミ袋、レジ袋、パレットなどに、たまごパックは繊維にして服に、牛乳パックはコアノンロール(トイレットペーパー)に再利用されています。
生協しまねでは回収率を把握し、実績を公表することで、組合員への啓発を行っています。
2021年度の回収率は、商品カタログが76.9%、商品が入った袋が27.4%、たまごパックが69.8%、牛乳パックが60.9%でした。毎月の回収率を広報誌で報告し、リサイクル方法などを丁寧説明することで、組合員へ積極的に「4Rエコライフ」へのチャレンジを促しています。
*「4R」とは、「リユース・リデュース・リサイクル」に加え、マイバックを利用したり、過剰包装をしないといった「リフューズ」をあわせて「4R」といいます。
「共に生き 共に創る豊かなくらし」を目指して
商品カタログなどのリサイクル活動は組合員にも徐々に広がってきていますが、ペットボトルやビール、飲料水の段ボールなどの回収は、まだシステムの構築ができていません。今後実現できるようにしていきたいと思っています。作る責任・使う責任として、資源の循環ができる取り組みをしていきたいと考えます。
また、環境活動に加え、食の学習として生産者との交流や、生協商品を通じて地域でのつながりづくりを応援する「おしゃべりくらぶ」の活動、子育て中の組合員同士の交流を応援する「子育てくらぶ」の活動もおこなっています。更には、フードバンク、こども食堂への取り組みにも参加し、コロナ禍でも安心して暮らせる地域づくりにも力を注いでいます。つながりを通じてお互いの存在とくらしを認め合い、尊重し合える関係の中で、「一人ひとりの自分らしいくらしづくり」に軸足を置き、「私たちの未来は、今のくらし振りから生み出される」ことを自覚しつつ、誰もがくらしやすい社会を創りだしていきたいです。